【フレア20°】shimano pro discover carbon ハンドルバー レビュー・インプレ

パーツ・アイテム

以前、「フレアでエルゴなハンドルが欲しい」という思いから、ジェイカーボンnextからtni エルゴスウィープへと交換を行いました。

予想通りフレアしたバーは使いやすく、すぐ気に入りました。しかし、使う内に…

 

もっとだ…!もっとフレアを寄越せ…!

 

という感情が湧き上がってきました。その方が自然に握れて、掌全体に荷重を分散できる気がしたんです。

 

と言う訳で、

shimano pro discover carbon 420mm

を購入したのでレビュー・インプレです。

 

 

レビュー

シマノpro ディスカバー カーボン 概要

仕上げはマットブラック地にグロスブラックのグラフィック。

  • バックスウィープ5°
  • フレア 20°
  • リーチ 75mm
  • ドロップ115mm
  • 重量  205g〜
  • 幅   400/420/440 エンドは+80
  • ワイヤー&di2内装対応
  • udカーボン

 

今回購入したのは420mm。400と迷いましたが、どうせならと思い切って広い方を選択してみました。

フレア20°により、エンドは実測500mm。とてもワイドです。

中央にある箱の中身は

このようになっており、

  • 説明書
  • di2フル内装ガイド
  • ttバー取付けガイド
  • 滑り止めペースト
  • ペースト塗布位置のガイド

が同梱されています。滑り止めが付くのは地味ですが嬉しいかも。量も多めなので、うまく保管すれば当分買う必要は無さそうです。

 

フレア以外の特徴として上ハンが5°バックスウィープしているほか、複雑に成形された肩部分下部がフラットな上ハンが挙げられます。

肩部分

凝った形状

あまり見たことのない、有機的なライン。12sカンパを連想させます。掌の収まる凹みガングリップのような握りが控えめに造形されています。

また、後述するようにバートップは扁平ではありませんが、肩部分は扁平です。

上ハン

ちょっと見にくいですが…

下部にある、通常ワイヤー用の溝が設けられる部分がフラットになっています。

断面のイメージ図

握り込んだ時の安定感を狙いつつ、ワイヤー外装の際にも違和感がないよう意図されている…気がします。実際、一時期外装でも使いましたが、悪くありませんでした。

 

ちなみにバートップは扁平ではなく、イラストのように控えめなラウンド形状です。エアロポジションの取りやすさ的に、ここはエルゴスウィープみたいな扁平が良かったかも。剛性優先でしょうか。

インストール

初めてのワイヤー内装。面倒でしたが、なんとか気合いで乗り切れる範囲。ピンセットや極細アーレンキーがあると出口への誘導に便利です。400→420でもアウターはギリギリ再利用出来ました。

discover carbon with potenza

クランプ部分にあるザラザラ加工の出来が良く、ワンバイエスやTNIと比べるとより小トルクの固定でも安心感があります。

指定は5N/mですが、3N/mほどから固定力を感じられ、4N/mで「これ以上の締付けは不要」と思えるほどしっかり固定出来ました。(簡易トルクレンチ)

 

シマノpro製ですが、エルゴパワーとのフィッティングも問題なし。強いていうなら、滑り止めのザラザラ部分が少し短めなので、「ブラケットは思い切りかち上げる!」って人は注意です。

 

インプレ

1ヶ月ほど使った感想。

結論 : 非常に良いです

 

見た目

見た目も重要な性能です。

46tのチェーンリングと合わせてほぼシクロクロスになった感もありますが、気に入ってます。

モダンツーリングバイクといった趣きで格好いいと思います。

フレア20°

届くまでちょっと広すぎるかな?とも思ってましたが、アリですね。エルゴパワーと掌のシンクロ率がさらに向上しました。

狙い通り、ブラケットをより掌全体で上から包み込むように握ることが出来ます

ブレーキレバー・シフトレバーも外側にせり出すので、操作性も向上しました。

420mm

これも最初は広すぎるかな?と思っていました。(身長170cm痩せ型、以前は400mm使用だったので)

しかし、ポジションを見直すことでよりリラックスして走れるようになりました。

具体的には、サドルを前に出すとともにステムを10mm 伸ばして少し下げました。

 

また、幅が広がったことでより上ハンが使いやすくなり、フロントバッグ装着時のハンドリングも改善(特にダンシング中)。

ドロップ115mm&ワイドな下ハン

下り坂がすごく楽になりました。

ドロップが浅いですが、身体が鬼のように固いのでこのくらいが丁度良いです。

 

また、エンド500mmの安定感は流石の一言。路面状況が悪かったり、高速走行中(50km/hほどですが)の安心感は段違いです。

 

空気抵抗は…確実に悪くなってるんでしょうが、分かりません。そもそもフロントバッグ使う時点で…笑

剛性&振動吸収性

カーボンハンドルとしては、どちらも標準レベルでしょうか。(3製品しか使った事がありませんが)

エンドでc-c500mmとワイドな割には、体重を掛けても多少撓む程度です。

振動吸収性は標準的(もちろんアルミ製と比べればずっと上)ですが、ブラケットをより掌全体で握れるようになったことで、総合的な耐衝撃性は向上しました。

 

まとめ

実は今回、2ヶ月ほど入荷を待ちましたが、期待通りの良いハンドルでした。待った甲斐アリ。

がっつりフレアが欲しい!という方はもちろん、レース志向じゃない方で

  • 手が疲れる
  • 下ハンが遠い
  • ダウンヒルが怖い

という悩みがあり、

  • ショートリーチがいいけど短すぎるのは嫌だ
  • カーボンの振動吸収性に期待
  • or カンパユーザー
  • or ケーブル内装希望

という場合は本当にオススメです。

 

超ショートリーチ&フレアがいいならDIXNA・ワンバイエスがありますが、既存製品の穴を埋める絶妙な設計のハンドルでした。

 

▼Amazonだと何故かビットリアに…笑

ビットリア(Vittoria) DISCOVER カーボンハンドル 420mm/20°

プロ(PRO) DISCOVER カーボンハンドル 400mm/20°

コメント

タイトルとURLをコピーしました