ロードバイクに乗り始めると鍵に悩みますよね。
僕は某格付けサイトを参考に「クリプトナイト エボリューションミニ7」を選びました。

旅先での安心感は格別。
それに、万が一盗難に遭ったとしても「やるべき事はやった」と後悔せずに済みます。
が、しかし。その重量…「約1kg」。しかも、ブレードロックと違ってとにかく嵩張るんですよね。
いくら最強の鍵を持っていても、持ち運べなければ意味がありません。
そこで、今回はそんな重量級U字ロックの画期的運搬法をご紹介します。
画期的運搬法
使用するのは付属品のブラケット。
アマゾンレビューなんかだと使えないゴミという意見もありますが…いえいえ、そんなことはありません。実はマウント位置を工夫すれば、とても使える有能なヤツなんです。
では、どこにマウントするのか。
それは、ずばりココ!!

シートチューブ下部、BB直上です。
BB直上にマウントする4つのメリット
メリット① 車体バランスへの悪影響が少ない
ここにマウントすれば重量こそ増えるものの、重心位置への影響がほとんどありません。

それもそのはず、自転車の重心位置はBBかBBやや前方。
リュックサックなど重量物は体の重心付近で保持するほど安定しますが、

これと同様。
ブラケットを重心近く、しかも低い位置にマウントするので安定します。
さらに、左右の重量差もチェーンやスプロケといったドライブトレインと打ち消し合ってくれます。
メリット② ボトルやフレームバッグ、脚と干渉しない
これも重要。

このように、ボトルケージやフレームバッグと干渉しません。
ボトルケージの形状によっては、ロックの脱着がややしにくいこともありますが(少しケージを押しのける必要がある)、

キングケージ「アイリスケージ」やエネシクロの同タイプ、ELITE T-raceのように、下部がスリムなものを使えば解消できます。
脚やシューズと干渉することもありません。
メリット③ しっかり固定できる
シートチューブは太く、強度があるのでブラケットをしっかり固定できます。

以前、シートステーに取り付けたこともあるんですが、パイプが細いので締めても動いてしまいました。

テスト走行で異音に振り返ると…
ブラケットが重さと振動でずれ、ロック本体がスポークに干渉!スポーク破損を招く恐れもあり、非常に危険です。
しっかり固定できることは何より重要ですね。
bb直上にマウントするようになって2年ほど経ちますが、ズレて困った経験は一度もありません。
※勿論、定期的なチェック&増締めは欠かせません
メリット④ 見た目もそこそこスマート
これも外せませんね。

こんな感じで、出先で写真を撮っても収まり良く、様になってるんじゃないでしょうか。
さらに、ロックを外してブラケットのみにすれば殆ど目立ちません。

私も撮影シチュエーションや気分によって、装着したままと取外し状態を使い分けています。
疑問1 : クランクと干渉しない?
干渉しそうに見えますが…しないんです!

本当に絶妙なクリアランスで、ケイデンスセンサーの取り付けも問題ありません。
今のマイティツアー以外に、カンパPOTENZAのウルトラトルククランクも一時期使用しましたが、そちらも問題ありませんでした。
疑問2 : この位置だと走行中、危険じゃない?
2年ほど使っていますが、大丈夫です。
万が一走行中にずれて干渉してしまっても、クランクに押されて元に戻る方向に力が加わります。そのため、相当大きくずれない限りクランクの回転を妨げることはないでしょう。
また、さらに万全を期すなら、ダウンチューブとロックを適当なベルクロで固定すれば、走行中の落下・ズレはまず起きないと思います。少し着脱の手間は増えますが、これがおススメですね。
デメリット
唯一あるとすれば…
フレーム形状によっては、フレームやクランクと干渉する可能性があることでしょうか。
私のジオスvintageはシンプルなクロモリホリゾンタル。
もしかすると、クロモリ限定の方法かもしれません。bb付近にボリュームのあるカーボンフレームだと、ちょっと怪しいかも。
まとめ
盗難対策に効果絶大な重量級U字ロック。
同じ強度ならブレードロックと比べてもシンプルゆえに軽量なので、運搬法さえクリアすれば便利で頼れる存在です。
特にクリプトナイトは、最強レベルの強度を誇りながらも圧倒的にリーズナブル。
後悔先に立たず。
このマウント方法がU字ロック導入の後押しになり、愛車のセキュリティ向上に役立てたら幸いです。
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