折り畳みミニベロで自転車の魅力を知った僕。

それから2か月後にはクロモリロードで旅に出ることとなります!(振り返るとなかなかのスピード感ですね。)
この記事ではその経緯について書いていきます。
流れとしては
→ミニベロカスタム
→日本一周ブログにハマる
→さらにカスタムしたくなるも限界を知る
→クロモリとの運命的出会い
って感じです。
ミニベロのサドルを交換(第一次ミニベロカスタム)
輪行ライドを終えて初めに行ったこと。それはサドルの交換。
前回記事ではいい事ばかり書きましたが、ネガな部分もありました。お尻と手が痛いことです。自転車あるあるですね(笑)。
特に前者は深刻!
キャプテンスタッグの折り畳みミニベロはアルミフレーム+16インチ。衝撃が伝わりやすく、段差を越える度ガツンときます。正直短距離でも気になるレベルで、早急に何とかする必要がありました。
交換先はこの

タイオガのゲル入りサドル<ジェミナスオーラ>
どのサドル買ったかなんて完全に忘れてましたが、Amazonの履歴は偉大。
こいつは優秀で純正サドルと比べると「サスでも付いたのか⁉」ってくらい快適になります。さすがにママチャリには負けますが、クロスバイクくらいの乗り心地になりました。満足。
後者の手の痛みについてはバーハンドルに起因するんですが、そのうち良いグリップつけるかな~、とこの時はスルー。
第一次カスタム完了です。
日本一周ブログを読み漁る
カスタムを終えた僕は、他にどんな自転車の楽しみ方があるか気になって仕方なくありませんでした。そして、調べるうち憧れるようになったのがサイドバックスタイルの自転車旅。

これぞ旅と言わんばかりの王道スタイルに痺れました。
初心者だったのでわかりやすいビジュアルに惹かれたというのもあります(笑)
中でも1週間以上の長期旅は輝いて見え、日本一周ブログを中心に読み漁ったものです。当時読んでいたサイトは正確に覚えていませんが、「ツール・ド・きままに」さんや「Nature Drive」さんが雰囲気としては近いでしょうか。
旅をする彼らの姿は本当に自由そのもので、受けたインパクトは絶大!こんな未知の世界があったのかと、衝撃を受けました。ペダルを漕いで街から街へ、大自然の中を走る。なんて楽しそうなのだろう。
日々の出来事から装備品考察・一覧まで、どれも冒険心を掻き立てられる内容でした。その日みた景色、テント泊の様子、パンクや雨で苦労した話。どんな狙いでその装備を選び、実際に使ってみてどうだったのか。
これらを当初は遠い世界だと思い、ただただ感心しながら読んでいました。しかし、不思議なことに、リアルに綴られた旅の様子を読むうち、徐々にスケール感を保ったまま身近に感じられるようになってきます。
彼らがやっていることは「未知の景色への好奇心」を原動力に飛び出し、日々ペダルを回すことの積み重ね。スケールは違いますが、ペダルを漕いで追っているものは、初めてミニベロ輪行したときの僕と同じだったのです。
そうすると、「もしかしたら自分にもできるんじゃないか?」という気持ちになってきました。
日本一周は難しくても、1週間くらいなら何とかなるかもしれない、と。
多くの方が残した「やりたいことはやれるうちに挑戦するべきだ」という内容の発言も印象的でした。
こんな感じで僕の心はどんどん自転車旅に引き寄せられていくのでした。
ブルホーン化を試みるも失敗(第2次ミニベロカスタム)
自転車について調べる中で改めて思ったのが、放置していた「バーハンドル手が痛くなる問題」をどうにかしたいということ。
長距離走る方の自転車を見るとそのほとんどがドロップハンドルかブルホーンハンドル。
それまで大げさで抵抗があったこれらの形状、実は非常に合理的なことを知ります。
ドロップハンドル&ブルホーンは疲れにくい
▼ちょっと描いてみると…

一目瞭然!
明らかに左のほうが手首が自然で楽そうです!!
自然に力を抜いたときの姿勢がどちらに近いか考えると、人体の構造的にも納得できます。
ということでキャプテンスタッグブルホーン化計画始動!
実は、これには日本一周ブログを読んでつのる「自転車旅に出たい!」という気持ちを埋め合わせる意味合いもありました。1週間くらいならといっても、おそらく新しい自転車が必要で、相当の出費は覚悟しなければなりませんし、そもそも突飛すぎるだろうと。
キャプテンスタッグのカスタムで我慢しようとしたわけですね。
ところで、なんでドロップハンドルじゃないかというと…まだ少し抵抗があったのと、格好いいブルホーンバーを見つけたからです。

ブルホーン化失敗
いきなり結論ですが…失敗しました!
取り付け自体は問題なかったものの、元の設計から離れすぎてバランスが極端に悪化してしまったんです。
三輪車や子供用自転車みたいな走行感になりました(笑)
試し乗りした瞬間、これはダメだと思いましたね…
お金と時間、技術があれば無理矢理解決することも出来たかもしれませんが、あえなく断念。
ここであらためて、僕の求めるものが変化し、キャプテンスタッグという自転車の枠を超えてしまったと気付きました。背伸びしなければ十分良い自転車なんで、そのまま乗ることにした訳です。
そしてもう1つ。
このカスタムにあった前述の埋め合わせも消滅、憧れへのストッパーはなくなりました。新しく「長距離走れる自転車が欲しい」という気持ちが生まれた瞬間です。
クロモリに一目惚れ。メルカリでロードバイク購入。
ミニベロカスタムの道は断たれました。
しかし、それによって、自転車で旅をしたいという思いに長距離走れる自転車がほしいという思いが加わることに。その結果…
新しい自転車を買ってでも旅に出たい
という気持ちへ変わり、動き出したのです。
旅の計画を立てながら、そのための自転車購入を検討することに…
そして、知ってしまいました。
クロモリロードという存在を。
クロモリに一目惚れ
細いパイプ。
シュッとしたシルエット。
まるで最初から其処にあったかの如く、自然と風景に溶け込む佇まい。



衝撃を受けました。
こんな自転車があったなんて!!!
あまりに美しく、カッコいい。


言葉で表せないほどに完成され、整った様はもはや芸術。
それまで見たどんな自転車とも異なる魔性の魅力に、一目で惚れてしまいました。
カーボンやアルミフレームしか知らなかった僕にとって、それはカルチャーショック。

カーボンやアルミのバイクももちろんかっこいいんですが、向いている方向が180度違う気がします。
旅の雰囲気に馴染むのはクロモリでしょう。
しかも、クロモリには
- 頑丈でタフ
- ゆえににキャリア取付可能
- 乗り心地がいい
といった特徴があり、「サイドバックをつけて旅がしたい」という目的に一致します。
まさに運命的出会い!
もう、購入候補としてクロモリ以外考えられなくなってしまいました。
メルカリでクロモリを購入
そのころ、時は既に7月。夏休みに自転車旅をするならあまり時間は残されていません。
しかし、僕はあまりお金のない大学生。ショップに行ってポンと新車を買うことは出来ませんでした。
メルカリにて予算5〜6万円台で好条件の出品を探します。

すると運良く!予算・時間共に限られた中でサイズの合う美品を譲っていただけ、念願のクロモリロードを手にできました。
⚠メルカリでロードバイクを購入する際はサイズが重要です!利用される方はくれぐれもご注意ください。
購入した愛車がこちら

クロモリらしさを全面に押し出した車体で、雰囲気抜群。
クロモリに求めていたポイントをばっちり抑えています。
エントリーモデルですが、デザインからパーツ選択までこだわりが感じられて◎ 変速がダブルレバーってのも素敵ポイント。
デュラエースのダブルレバーsl-7900が付いてるんですが、「ガチンっ!」っていうしっかりしたシフト感覚が気持ちいいんですよね。
※現行モデルはwレバー廃盤により、8sクラリスになっています。
クロモリロードで一週間!東京〜仙台自転車旅
クロモリを手にした僕は急ピッチで装備を整え、ついに自転車旅へ。

期間は一週間、青森目指して東京を出発!
ですが…勢いで飛び出したせいでちょっと無理があり、途中で仙台に変更(笑)

当時、GPSサイコンは持ってなかったのでだいたいですが、こんなルート。
初めての旅は発見と感動、興奮、それに想定外の連続!
語りたいことは山ほどあるんですが…
…ちょっと長くなってしまったので、この旅については別記事で語ることにして筆を置きたいと思います。
まとめ
ミニベロで火のついた「まだ見ぬ風景への憧れ」。
日本一周ブログによってその炎は大きく燃え上がり、
クロモリロードとの出会いを経て、
ついに自転車旅に出発することとなりました。
この経験こそがクロモリを愛し、ロードバイクにハマるようになった経緯です。
少し、僕がどんなサイクリストか伝わったでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。
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