この記事では、ロードバイク購入直後に行った『東京→仙台自転車旅 2018.8.12-19』について数回に分けて書きます。今回は準備編。
まだ2・3回しかロードに乗ったことのない私がどんな旅をしたのか。
本当に1日何十キロも走れるの?雨が降ったら?テントで野宿って正気!?
そのあたりもリアルに伝えられたらと思います。
読み物として楽しめるよう意識しましたが、「これから旅に出たい!」という初心者の方の不安解消にも役立つはずです。
旅の準備と計画
日程は7日間+輪行帰宅用に1日。
この日程で出来るだけ遠くまで行きたい。
宿泊は道の駅か公園でテント泊で、1 or 2回は電子機器の充電も兼ねて普通の宿に泊まる。
これを基本に考えます。
行き先
私は西日本出身なんですが、これまで縁がなく東北に行ったことがありませんでした。
しかしながら、東京から東北って意外と近い。
それでいて、程よく遠い。
ってことで、行き先は東北に決定!
メルカリでクロモリロードを買った私の処女航海は、東北自転車旅行になりました。
ルート
では、具体的に東北のどこまで行くのか。
googleマップの経路機能で検討します。
坂は避けたいから海沿いを行くとして・・・
こんな感じ。
青森まで約800km・・・日程は7日間だから、100km/日だとちょい厳しめ。
でも出来るだけ、遠くまで行きたい。
ということで、あわよくば青森を目標としつつ、あとは進行次第で道中決めることにしました。
実際の走行ルートは以下の通り。
こんな感じ。
初日の九十九里浜までは予定通りですが、その後は進行に合わせてアドリブで決めました。
青森は時間が足りなかった・・・
最終ゴールは仙台と松島ですが、福島の秘湯「芦ノ牧温泉」が隠しゴール。図だと会津若松手前のⒺ地点ですね。これは3日目に追加しました。
装備を整える
ロードバイクのシフト・ブレーキワイヤーを交換し、装備類はほぼamazonで揃えました。
(このワイヤー交換による初期伸びが3日目に変速不良を起こすとはまだ知らない…)
▼最重要のサイドバッグは完全防水のオルトリーブ。
本当はバックローラークラシックの方が肩ベルトもあって良かったんですが、5000円以上高かったのでこちらに。amazonの並行輸入品で11700円でしたが、今見ると17000円まで値上がりしてますね。
この値段ならクラシックにするか、中古を探した方が良さそうです。
使用感はさすがオルトリーブで、大雨に降られても浸水ゼロ。オルトリーブは防水性にて最強!擦ったり割とラフに扱いましたが、破れも無し。これを買えば間違いないと自信を持って言えます。
▼リアキャリアはアデプトロードリアラック
5000円くらい。キャリパーブレーキ台座とクイックリリースを利用してダボが無くても取り付け可能。アルミ製で耐荷重25kg、カタログ重量655gと超優秀!異様にコスパいいです・・・あくまでスペック上は。(後述)
ジオスのクロモリロード全般に当てはまるんですが、リアエンド形状に少し癖があってつけれるキャリアが限られます。改造なしだと、おそらくこの製品かドイツ製のTubus ロゴ&コスモのみ。本品は付属品、Tubusは別売りのアダプターで対応できます。
ダボのないロードバイクへのキャリア取り付けにはよく「VIVAクイックエンドアダプター」という製品が使われるんですが、ジオスはエンド形状的に干渉して使用不可能なんですよね。他社バイクでフロント用をリアに付ける裏技もあるようですが、ジオスはそれも無理。(実際に試しました)
Tubusは世界一周でも使われる程ですが、入手経路が限られ価格も高い!そこでアデプトを購入したわけです。
序盤は問題なく仕事をしてくれましたが・・・4日目で問題発生!
なんか異音がするなぁ~と思ったら、キャリパー台座に接続するステーが曲がってタイヤに擦ってました。マジか・・・。気づいた時は開いた口が塞がらなかったですね。
耐荷重の25kg以内だったと思うんだけどなぁ・・・。こういう商品の耐荷重は安全マージンを十分とったものと思ってましたが、こいつは違ったようです。
それ以降は荷物を全部おろしてキャリアを曲げなおす、面倒な作業を定期的に強いられました。幸いそれで乗り切れましたが。安くてスペック優秀、ぱっと見夢のような製品というのは、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
ちなみに、帰宅後むしゃくしゃしてwiggleで17,000円のTubus コスモ買いました。これは一生モノ。ステンレス製で美しく頑丈です。
▼テントはバンドックツーリングテントの安い方。
5000円台と安く、レビューがめっちゃ良いのが決め手。実際、不足なくいいものでした。ペグはしょぼいものの、そもそもあまり使わないんで問題なし。道の駅は下がコンクリートなので。
グランドシートは1.8×1.8のブルーシートを折って使うと丁度よかったです。私は経験してませんが、大雨が降ると下部の黒い防水部分を越えたしぶきがベージュ部分にかかり、浸水してしまうようです。
そんなときは折ったブルーシートを広げてフライシートと本体の間に引き込めば、しぶきを防御でき浸水を防げるみたいです。
▼エアマットはこんな感じの自動膨張タイプ
これは失敗!モノ自体悪くないんですが、ちょっとかさばりすぎて自転車向きでなかったです。
もっとコンパクトなこういうタイプにすべきでした。値段はどっちも3000円くらい。
また、夏なので寝袋は持たずにエアマットだけにしたんですが、今回に限ってはこの判断もイマイチ。なぜって、東北は意外と夜冷えるんです!関東は暑くて寝れないくらいだったのに、宮城では寒さで夜1時ごろ目が覚めました。
ウインドブレーカー上下着ていたというのに。東北恐るべし。
▼イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
テント泊するなら、料理もしたいですよね。ってことで、3000~4000円と手頃なバーナーも購入。登山・寒冷下使用を考えないならこれで十分。そこそこ安定感もあり、コンパクトで良かったです。
また、調理器具は100均の100円アルミ鍋にしたんですけど、こいつがコスパ最強。普通に使えましたし、今でもチェーン・スプロケット洗浄用に活躍中。かっこいいクッカー欲しいけど高いなぁ・・・って方は一考の余地あり。
▼電源対策に大容量25,000mAhモバイルバッテリー
テント泊中心の旅で心配なのが電源。このくらいあれば2~3日は余裕でした。電池が大きくなった最近のスマホだと、もう1つ10,000mAhくらいのを持ってもいいかもしれません。
さすがに重く満充電にかかる時間も長いですが、得られる安心感は大きいです。あって損はないですが、ソーラーパネルは飾り。
まとめ
出来ていく計画。
次々と届くamazonの荷物。
気分が高まりますね!次回、いよいよ出発です。
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