この記事では、2018.7の東北自転車旅3日目について書きます。
早いもので、旅も3日目。
慣れてきたと思ったところに思わぬトラブルが!?
また、旅のルートも定まってきて芦ノ牧温泉・会津若松への道が見えてきました。
▼前回はこちら▼
3日目 輪行で水戸へ 常陸太田まで自走
まず輪行ルートがこちらで、
その後の走行ルートがこちら。
おおよそではありますが。
変速の不調に気づく!
3日目朝。
雨も上がり、静かな場所にテントを張れたおかげで気分も晴れやかです。やっぱり睡眠は大事。
テントを畳んで出発しますが・・・なんだかリア変速の調子が悪い気がします。
最初は気のせいかな?と思ったんですが、走っているうちに確信に変わりました。ローから数えて4,5段目あたりにうまくギアが入りません。
出発前に自転車屋で調整してもらって、ワイヤーまで替えたのになんでだ!?
さっぱりわからん!
※このワイヤー交換が原因だと後ほど判明します。
この時のマイバイク、GIOSヴィンテージはティアグラのリア10速。ひっくり返してスマホ片手にいじりましたが、初心者の僕にはお手上げ。
別に走れないわけではないんですが、こういうのって一度気になると気になって仕方ない。
あいにく付近に自転車屋もなかったので、最寄の北浦湖畔駅から輪行することにしました。
絶景の北浦湖畔駅から輪行
しばらく走って・・・到着!
なかなかいい雰囲気。しかし、輪行するとなったとたんめっちゃ晴れる…なぜなのか(笑)
電車の時間を気にしつつ、さっそく輪行準備に取り掛かります。
キャリアの細かいネジをなくさないよう、ビニールシート(グランドシートがわり)をひいて作業しました。
初めてのロードバイクでの輪行&キャリア付きとあり、40分くらいかかりました。1時間余裕を見ていたのでまぁ、合格でしょう。いざホームへ!
・・・ゼェハァ。
荷物が超重い・・・
大荷物の輪行は大変!階段は荷物と自転車で2往復に分けて、なんとかホームに到着します。
そして、飛び込んできたホームの風景。
それが、
めちゃくちゃ綺麗!
こんなに綺麗なホームはそうそうないんじゃないか、ってほどの眺め。赤茶色の線路が、緑と青に映えます。
少し沈んでいた気持ちも吹き飛び、メカトラも案外捨てたもんじゃない、と思いました。
何が起こるかわからない。これぞ旅の醍醐味。
輪行される方はぜひ北浦湖畔駅、使ってみてください。
しばし電車に揺られて、水戸駅で下車。
サイクルベースあさひで変速調整してもらう
当初目星を付けていた駅前のプロショップは、お盆では休みでした・・・
祝日にツーリングする際は要注意ですね。
そこで、4kmほど走って国道50号沿いの「サイクルベースあさひ水戸笠原店」で調整をお願いしました。
眼鏡のお兄さんが調整してくれたんですが、親切で腕もよかったです。ネットにはあさひのよくない噂もありますが、一概に判断すべきじゃないと思いました。
そして、ワイヤーの初期伸びが不調の原因だったと知ります。
初期伸び 交換直後のワイヤーが大きく伸びる現象で、ワイヤーのテンションが緩んで変速が決まらなくなること。 アジャスターなどで張る調整をすれば解消できる。 今回は200kmほどの走行で発生。
また、シマノの変速機はそんなに大きく狂うことはないので、他の場合も大抵はワイヤーの張り調整(緩んだワイヤーを張る)で治ると教えてくれました。
調整の様子も見させていただいたんですが、これがとても勉強になりました。
「メンテナンススタンドで後輪を浮かせ、ちょっとネジを回してはペダルをぶん回す!」
この作業繰り返していましたね。
こういった作業はやはり、目で見た方が覚えられます。自己流は慎重すぎてペダルの回転が足りなかったと反省。
ついでに予備のライトも買って後にします。ありがとうございました。
国道沿いなので周囲にはいろいろな店があり、スポーツゼビオでアンダーアーマーのヒートギアを買い足し。試しに1着持っていったのがいい感じだったので。
さて、ばっちりになった変速で気分も軽く先を目指します。この時点で15時頃と遅くなってしまいましたが、とにかく少しでも距離を稼ぐことにしました。
ひたちなか市を越えて・・・常陸太田(ひたちおおた)市まで進みます。
途中ラーメンを食べたり、コインランドリーに入るも両替機が壊れて使えなかったりしつつ進むんですが・・・
テントを張れそうな場所を見つけられないまま真っ暗になってしまいました。マズい。
道の駅や大きな公園に目星がついてたらいいんですが、こうなるとテント泊はちょっとやりにくいです。テント設営がしにくいですし、何より候補地探しが大変。
充電もしたかったので、プラン変更してグーグルマップで宿を探すことにしました。
激安ビジネスホテルに泊まる in 常陸太田
近い、安い、空きあり。
この条件で見つかったのが
「ビジネスホテルたかくら」。
素泊まり1泊(個室):3500円 ランドリーサービス(洗濯乾燥):500円 チェックイン16時 チェックアウト10時 ※増税後は1泊3850円 ※すべて税込み
ネットカフェでも1500~2000円することを考えれば十分安いです。
洗濯乾燥がおまかせでやってもらえるのも素晴らしい。コインランドリーって意外と高いですし時間取られるんですよね。
電話したところ、運よく1室空いており決定!
雰囲気は民宿っぽく、人柄のいいおばちゃんが対応してくれました。部屋はすごく綺麗!ではないですが、手入れが行き届いておりまずまず。
この日は他に、ゴルフクラブの団体さんが泊まってました。
1日ぶりのお風呂は最高。そして何より・・・
久しぶりのベッドは
めちゃくちゃ気持ちいい!!!
いや、本当に天国かと。
布団ってこんなに柔らかかったんですね・・・。テントの床とあまりの違いに感動しました。
テント泊中はあまり気にならなかったんですが、思ったより硬く背中に疲労が溜っていたようです。
ふだん家で、普通の布団で寝れるありがたさを噛みしめるのでした。
こういった、普段の当たり前を見直せるのも不便な旅の良さですね。
芦ノ牧温泉までのルートを練る
寝る前に今後の計画をたてたところ、白河経由で芦ノ牧温泉に行くルートができました。
そして、
- 経験したことのない厳しい坂があると予想
- 温泉にはたっぷり滞在したい
- 3日目までの経験上、観光もしたいなら80km/日くらいが適正
これらをふまえて、2日かけてこのルートを進むことにしました。
日程が決まったので、ちょっと贅沢して旅館も予約しちゃいます。
旅中に1回くらいならいいかなと笑。
値段、空き状況的に芦ノ牧プリンスホテルを予約。和室・朝夕食付きで1万円くらいでした。
まとめ
思わぬメカトラで足止めされましたが、ホームからの絶景が見れました。
そして、メカの知識も少し得ら、ゆくゆくは自分で調整できる必要があることを痛感。
夜はビジネスホテルを利用したことでしっかり休息をとれました。
4日目からは山間をすすんで福島へ入ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント