これまで、giroのspdシューズ「cylinder」を1年ほど使ってきました。
しかし、使い込む内に
- 横幅が少し窮屈
- ソール剛性がもう少し欲しい
と感じたので、条件に合いそうな「シマノ Xc5」に変更。
しばらく使ったのでレビューします。
レビュー
外観&重量


かなりスマートでぱっと見、ロード用と見紛うほど。
気になる重量は43で片側333g、左右合わせて665gでした。公称は42で298gなので、ちょっと重いですね。
せめて315gぐらいと予想していました…
ソール

裏側はミシュランのソールを採用。ゴムは指で押すと固く、しっかりとした剛性を感じます。
ブロックは必要最低限といった配置で、ソール剛性は10段階中の7。
インソール
一応、ペラペラではありません。


裏側を見ると分かりやすいですが、それなりに立体感があります。
実際に使ってみて
giro 「cylinder」比で感じたのは以下の4点。
1.横幅が普通
狭めなgiroと比べると広いです。
しかし、単体で見れば特段ワイドではないので、「普通」という表現が合いそうです。
やっぱりgiroの足型は合ってなかったっぽい。
2.ソールが硬い
「しなり」を感じる場面がほとんどなくなりました。
また、踏み込み場面では「板を踏んでいるような感覚」を多少なりとも感じます。
ヒルクライムフィーリングが良くなりました。
3.スタックハイトが低い
これはもう、かなり低いです。
【ダイナラスト】という構造でスタックハイトが低い事が売りのよう。
これによって、履き心地も上履きやビーサンに近い独特なものになっており、ソールの硬さと相まってレーシーな使用感になります。
4. 少し歩きにくい
ブロックパターンは必要最低限と書きましたが、

こんな感じで、爪先付近にほとんどブロックがありません。
そのため爪先が浮くようなカタチになり、硬いソールと低いスタックハイトと合わさって歩行性は良くないです。一言で言うと
【滑らずカカト歩きにならない程度の歩行性】
cylinderではちょっとした登山も出来ましたが、コイツでは避けた方が良いかも。
5.意外とインソールの効果がある
他4点と比べて地味ですが…
ペラペラインソールのcylinderからの変更だと、十分フィット感向上を感じました。
興味の無かった高価なインソールが気になりそうです。
300kmほど使って
結論
1サイズ大きい気がする
まさかの結論。
giroで気になっていた横幅が解消されたことで、新たな問題が見えてきました。
boaで締め付けても、カカトがベストな位置に固定されません。

こちらは取り出したインソールにカカトを合わせた状態ですが、爪先に1cm以上余裕があります。
普通の靴ならこれで良いですが、自転車においてはNGみたいです。「spdシューズはジャストフィットを選べ」という言葉の意味がやっと理解できました。
私は普段27.5を履いており、特にニューバランスは27.5がピチピチよりのジャストフィット。
そのため
43=27.2を選べば問題ないハズ。42=26.5は考えるまでもなく小さいだろう。
と考えたのですが、甘かった…
Xc5の特徴
シューズ自体の評価は
- 剛性感があり
- 履き心地は少し独特で
- 多少歩きにくさはあるが
- レーシーなspdシューズ
といったところ。
ただ、これだけの特徴を感じ取れても、サイズ問題の方がずっと重要でした。
フィッティングには気をつけましょう。
※後日、サイズ42のシマノXc-100を購入したところジャストフィット。別記事にまとめる予定です。
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