海外通販で購入し、かれこれ2年と少し使ってきたキシリウムエリートUSTですが・・・
フリーボディを固定するナットが破損してしまったので、GMTサイクルさんのオンラインストアで部品を取り寄せて補修しました。
なんてクラック、してやがる
久しぶりにフリーボディに注油しようとしたところ、フリーを固定する部品にクラックを発見!

全周の3分の2ほどに達しており、かなり危うい状態です。ほとんど破断寸前。

マビックテクニカルマニュアルによると、破損したのは図の14。品番LV2373100です。
破損原因については、若干の心当たりが。
それは、以前メンテナンスで取り外した際、締め付けが不十分だったこと。

このように、本来10Nmで締結する必要がありましたが、グラつかない程度に軽く締めたのみでした。(推定4-5Nm)
そのため、ボルトとシャフトの締結面全体にかかるはずの荷重が接合部に集中して破断した可能性があります。(下図参考)

やはり基本ではありますが、マニュアルはしっかり読んで従うべきですね。反省です。
LV2373100を取り寄せる
取り扱いサイトが無い
さて、補修のため交換パーツを入手する必要がある訳ですが…
このパーツ、検索してもまあ、売ってません。
ヒットするのはフリーボディやスペーサー、スルーアクスル用のアダプタのみ。
一部海外通販では扱っているようですが、今回は他に買いたい物もなく、送料が勿体ないので避けたいところ。
GMTサイクルさんにメール
そこで駄目元ですが、『GMTサイクル』さんに取り寄せ可否をメールで伺ってみました。LV2373100の掲載はないものの、マビック製品のラインナップが充実しており、望みが高そうと思えたからです。
すると快諾頂け、お取り寄せ頂けました。
お値段は
税込 ¥2,000円 + 送料 ¥200円。
ナット1つに2,000円と考えると高く思えるかもしれませんが、海外通販でも約10ユーロ(=1,300円前後)だったので、適正価格でしょう。
パーツ到着
1ヶ月ほどで発送連絡があり、到着しました。

破損パーツと比べると、

こんな感じ。
破損パーツのボロボロ具合が際立ちます。
今回は簡易トルクレンチを使用して、しっかり10Nmで締結しました。
これでまた、安心してライドに出掛けられそうです。
まとめ
今回学んだ事は、
- トルク管理とマニュアルは重要
- 掲載がないニッチ商品も取寄せできるかも
という2点。
また、GMTサイクルさんは通販でも柔軟に対応いただけました。今後もmavic製品で困った際は頼りになりそうです。
コメント